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Googleアナリティクスとサーチコンソールだけでなく、Bing Webmaster ToolsとClarityも設定しておこう

  • 投稿日:
    2023/06/01
  • 更新日:
    2023/06/06
  • 読了時間:
    5分程度
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SEO≠Google検索対策

SEO(Search Engine Optimization)といえば、ほぼほぼGoogleの検索エンジンへの対策を指している印象がありますが、2021年9月時点の日本における検索エンジンのシェア(利用端末別)でみるとスマホは微小ながら、PC経由だとBingが9.6%となっているほか、昨今では検索にGPT-4を取り込んだことでさらにシェアを伸ばしつつあるためGoogle以外にも目を向ける必要が出てきているのではないかと感じた為、本記事ではGoogleが提供しているツール以外にもBingを運営しているMicrosoftが提供している同種のツールを軽く紹介していきたいと思います。

検索エンジンの世界市場はGoogleが85%以上のシェアを誇っているものの、近年は徐々に低下してきており、Bingのシェアが僅かに拡大している。日本では、パソコン・スマートフォンともにGoogleが最も多いものの、スマートフォンではYahoo!も20%程度のシェアを占めている。

参照:総務省|令和4年版 情報通信白書|検索サービス

Bing Webmaster Tools

GoogleでいうところのGoogle Search Console(サーチコンソール)とおおよそ同種のツールとなっており、Bingに対してsitemap.xmlを送信したり個別にURLのインデキシングを申請することが可能となっています。

送信してからBingにインデキシングされるまでの時間はサイトによるとは思うが、全く未登録の状態でも2~3日で登録が確認できたので、サーチコンソール上からの反映よりも、場合によってはBingの方が早い印象がありました。

機能:バックリンク

バックリンクについてはリンク元のURLやアンカーテキスト、リンク先のURLまでたどれるためサーチコンソールより便利かもしれません。

機能:キーワード調査

キーワードについては登録URLに対して、ということではなくBing全体で検索されたものを対象としているので、Google Trends(トレンド)が内包されているようなイメージが近いかと思います。

おまけ:IndexNow

登録サイトがWordpressであればプラグインIndexNowをインストールすることで、サイトを登録して検証することなく、複数の検索エンジンに URL を自動送信することも可能になります。

Clarity

ClarityはGoogleでいうところのGoogle Analytics(アナリティクス)に相当するサービスとなります。
サービス導入時は、Google Tag Manager(タグマネージャー)やGoogle Analyticsが導入済みであれば、連携することで即時利用を開始できます。

機能:レコーディング

BingにURLを送信するBing Webmaster Toolsと違ってアクセス解析をするだけであればアナリティクスだけでよいのでは、と思われるやもですがClarityではユーザの実際の操作を記録、閲覧することが可能で、これによりUI/UX周りの改善に役立つかもしれません。

機能:ヒートマップ

アナリティクスにも昔は存在していたのですが、サイトのどの部分がよくクリックされているのかを視覚的に表示してくれるヒートマップ機能が標準搭載されており、そのクリック操作なども先述したレコーディング機能からどのような操作をされたかを確認することが可能となっていますので、UI改善提案の効果測定に利用できるのではないかと思います。

まとめ

随時UIや機能面のアップデートがされるかと思いますので、いずれも軽く触れる程度となっていますが冒頭に記載した通りAIとの連携でBingのシェアが伸びてくる可能性もありますし、GA4単体での検証にも限界があろうかと思いますので組み合わせて利用してみてもよいのではないでしょうか。