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Cloudflareのサービス備忘録

  • 投稿日:
    2024/09/29
  • 更新日:
    2024/09/29
  • 読了時間:
    5分程度
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Cloudflareとは

Cloudflare(クラウドフレア)は、インターネットのセキュリティとパフォーマンスを向上させるためのサービスを提供する企業です。主な機能には以下のようなものがあります。

  1. コンテンツ配信ネットワーク(CDN)
    Webサイトのコンテンツをユーザーに近い場所から配信することで、表示速度を大幅に改善します。
  2. DDoS攻撃防御
    分散型サービス拒否(DDoS)攻撃からWebサイトを保護します。
  3. Webアプリケーションファイアウォール(WAF)
    悪意のあるトラフィックをブロックし、Webアプリケーションを保護します。
  4. DNSサービス
    高速で安全なDNS解決を提供します。
  5. SSL/TLS暗号化
    Webサイトの通信を暗号化し、セキュリティを強化します。

これらのサービスは他社(AWS等)でも提供されてはいるものの、サービスごとに契約が必要だったり個別に設定が必要になるケースがほとんどですが、Cloudflareでは初めからコンソール上から一元管理できるようになっており、単純にCDNだけ使いたい、というよりはパフォーマンスとセキュリティー面を含めた包括的にサービスを利用したい場合に向いているのではないかと思います。

また個人的には、機能の多くが無料から始められ、必要に応じてプランアップでき、プラン毎の内容も簡潔で敷居が低い点もお勧めしやすいポイントではないかと考えています。

プラン別価格
その他オプション費用

ストレージとして利用できるサービス群

オリジンサーバを持っていて、Cloudflareをエッジサーバとして利用する以外にもcloudflareをインフラとして利用できるサービスがいくつかあるため、紹介しておきたいと思います。


Workers & Pages

サーバーレス機能、サイト、フルスタック アプリケーションを構築およびデプロイできるサービスです。

こちらを利用すればサーバレスでgitにpushするだけで自動的にデプロイしてくれるようになるほか、Astro+microCMSなどの組み合わせでもAPI連携しておけばCMS側の更新時にも自動デプロイしてくれるようになります。

Git上から自動デプロイしている図

R2 オブジェクト ストレージ

出力コストゼロのファイルおよびオブジェクト用の高性能ストレージです。
AWSで言うところのS3バケットと同種のサービスとなり、当然ながらPHPなどサーバサイドなプログラムは設置はできても動作しません(テキストファイルとして扱われます)。
また、S3からの移行サービスなども提供されています。

R2バケット

Transformations

Transformations を有効にすると同一ドメイン内のファイルだけでなく外部ドメインに保存されている画像であっても最適化して出力させることが可能となります。

例:横幅56px / フォーマット自動最適(AVIFもしくはWebp) / 画質75 とした場合
https://bst.heion.net/cdn-cgi/image/width=56,format=auto,quality=75/https://www.heion.net/wp/wp-content/uploads/2023/05/d29cceac-d680-48e4-a9b4-64d32a6cd136-x2.png

Transformations

似たような静的ストレージサービスである
Workers & Pagesは静的な公開Webサイトへの利用に適していて、
R2 オブジェクト ストレージはコンテンツの一部データの設置や、バックアップ目的で利用するイメージになるのでしょうかね。