「何でも聞いてね、と言われたので質問したら怒られた」は理不尽か
- 投稿日:
2023/11/19 - 更新日:
2023/11/19 - 読了時間:
3分程度
理不尽の代表格みたいなやつ
新しいアルバイト、新社会人、中途入社、部署異動等々でよく聞かれる話として、先輩や上司に「わからないことがあれば何でも聞いてね」といわれたにも関わらず、いざ質問すると怒られた。といった話。
前後のシチュエーションを考慮せず字面だけを見ると確かに理不尽だと思うが、一方で質問者側にも問題があるケースが一定数存在すると思っている。
- わからないところがでた瞬間にGoogleの代わりのように答えのみを聞いてくるケース
- 明らかに手が離せない状況にもかかわらず自分の質問を優先するケース
これに怒っている可能性がなかろうか。
その質問がもし単純なキーワードで質問できるようなものでない場合は、GoogleでなくともChatGPTなどのAIチャットボットにそのまま質問を文章でぶち込めばたいていの場合は気の利いた回答をしてくれるはずで、ひとまず調べるてみることは可能だろうし、他作業を遮ってまで今聞かないといけないことか、少し立ち止まって考えてみるのはいかがだろうか。
よほど緊急でなければSlackやメール等で予め連絡を入れておけば、回答者側も事前に質問内容について情報をまとめたり、時間を作る心づもりができるでしょう。
結局は気遣い
質問者は自ら調べる工程を飛ばして答えだけを求めた場合、多くのケースでその場限りの情報となり知識として蓄積されずに再び同じ質問をしてくるケースが経験上とても多いように思うので、面倒なのでとりあえず答えを聞いてしまおうとしていないかを自身も含め顧みる必要があると思います。
他方で、社内だけの暗黙のルール等、文書化されていないことはいくら調べても答えは出てこないため、このようなケースにおいては悩むだけ時間の無駄なので、さっさと答えを聞いてしまった方が得策だろうし、そのような質問の際にも怒られてしまう、ということであればそれこそ理不尽に他ならないと思う。
質問された側も、まずは何についての質問かを確認の上、内容に応じて優先度を振り分けて、面倒、時間がとられる、など感情のままに理不尽な行動に出ないように気を付けるべきだろうと思うし、結局のところお互いの気遣い、リスペクトが必要なのではないかと思う。