続・ぶるーすかいおみくじ:振り返り(2026)
- 投稿日:
2026/01/05 - 更新日:
2026/01/05 - 読了時間:
9分程度
前提情報
私が制作した「ぶるーすかいおみくじ」についての振り返り記事になります。
なお、制作時の話や初年度の振り返りについては以下も参照いただければと思います。
本記事では、昨年末から年始にかけて実施した調整内容と利用状況などの分析を振り返っていきたいと思います。
主な調整内容
初年度リリース時からの大まかな調整内容は以下のポストの通りとなります。
サジェスト機能は、ハンドル名を入力するとユーザーを検索して補完してくれる機能になります。
昨年リリース時にそもそも自身のハンドル名を把握されていないユーザーが多そうだったため、BlueskyTimelineで実装した内容を流用しています。
くじ結果演出は、当初時間の制約の兼ね合いで見送っていた演出などを追加しており、
特に大吉の時にちょっとだけ豪華になっています。
X(旧Twitter)へのシェア時のリンク指定の仕様がいつの間にやら変わっていたようで、Webブラウザ経由であれば問題なかったのですがアプリ経由でシェアしようとすると失敗するようになっていたため、シェアリンクの差し替えを実施
また、この際にハッシュタグ(#ぶるーすかいおみくじ)を追加することで、ハッシュタグでの計測ができるようにしておきました。(詳細は後述)
それから、リリース当初はそこまで利用されると思っていなかったのでとりあえずくじが引ければよい、という程度でしかなかったのですがこのサービスについて説明している情報がサイト内に一切なかったため、サービスの趣旨や基本的な仕様を追加するようにしています。
最後に、シェア時のOGP画像について、「毎年結果が変わる」と言いつつも、それが何年のおみくじなのかが一目見てわかりにくかったので、誤解を招きそうということもあり、画像内にその年の西暦を表示するように調整しました。
一旦は上記が改修内容ですが
リリース後の利用者を観測していて気になった改善箇所としては、シェアされたURLにアクセスした後、そのまま自身のハンドル名を入力せずにそのページ内の他人のおみくじの結果をそのままシェアされているケースが見受けられましたので、
開発者目線からすると、自身のアカウント情報を一切入力していないのになぜそれが自身の結果だと感じられたのか・・・という想定外の挙動ではあったのですが、一番目立つ位置にシェアリンクがあるUI設計が勘違いの要因だと思いますので、今年の年末に改修するとすれば、シェアされたページ内からはシェアのリンクを削除して、自身のおみくじを引くリンクをもっと目立たせる必要がありそうだなと感じたのが反省点でした。
トレンドハッシュタグで1位に
今年からはシェア時にハッシュタグ「#ぶるーすかいおみくじ」が挿入されるようにしており、このハッシュタグの投稿数を集計しているサードパーティーサービスにて、Bluesky上の全言語24時間内でのトレンドハッシュタグで1位になりました!
ご利用いただいた皆様ありがとうございます。🙇♂️
実際の投稿数とはちょっと乖離がありそうなのですが、何にしても1位だと言い切れる数値にはなっているかと思います。(あと、1つだけ日本語なのが違和感がすごい)
過去の制作物でもクライアントワークで各種メディアなどに取り上げられたり話題になる経験はこれまでにもありましたが、とはいえそれはクライアントのネームバリューのおかげだったりしている部分は多分にありますので、そういう意味で「看板」のない個人の制作物が目に見える形で結果を残せたのはよい経験だったなと思いました。
実際どれくらい利用されたのか
まだそれなりにアクセスはあるので集計中ではありますが、1/4時点での数値から簡単に分析してみました。
現在のBlueskyのユーザー数は
4000万で、そのうちアクティブユーザは250万~300万程度とされており、
国別トラフィックで日本は約18%といわれているので、2026/1/1時点でのおおよその
日本DAUは約45万~54万人程度と推定されます。
ソース:
一方で「ぶるーすかいおみくじ」のデータはそれぞれ、
PV:154,802
ユニークユーザー:45,113
サブミット(おみくじを引いたユーザ):33,706
となっており、これをもとに計算すると
| リーチ率 | 8~10% | 日本DAUのうち、どれくらいがページを見たか |
| 実利用率 | 6~7% | 日本DAUのうち、どれくらいが実際に引いたか |
| 平均閲覧回数 | 3.4回 | 1人あたりの接触頻度 |
という結果となっています。
つまり、
Blueskyの日本DAUアカウントの1割近くがページを訪問しており、
そのうち 7割以上が実際に引いている(32,370 ÷ 42,745 ≒ 75%)
Bluesky日本圏の規模を考えると、
「コミュニティ全体を巻き込んだイベント級のバズ」
と言える数値になっているのではないでしょうか。
※Blueskyの日本カントリーマネージャーの高野さんにも利用いただいていたようです。
(勝手に掲載してすみません。ご利用ありがとうございます。)
また、GA4上の数値比較として、
30分間のアクティブユーザー数は1418
5分間のアクティブユーザー数は306
程度となっておりました。

オリジンサーバであるレンサ会社側からも特に高負荷の連絡はなく、安定稼働してくれていました。
これはひとえにCDNとしてCloudflareを利用してオリジンサーバへの負荷を最小限に抑えたことが大きかったのかなと思います。
最後に
改めて、ご利用いただいた皆様ありがとうございます!
以降はあまりこのサービスにこだわらずまた別の何かを作りたいなとは思いますが、
サービス自体は停止せず引き続き改善箇所など微調整はさせていただくかと思います。
昨年の振り返りでも記載したことではありますが、X(旧:Twitter)などのSNSではこの手のコンテンツはすでにあふれていますが、Blueskyではエンタメ系のサービス自体がまだほとんど存在していない感じがしています。
だからこそ個人で制作した、ただおみくじが引けるだけのサービスがこれほど伸びたのかなとも思います。
Blueskyでは文化的にマーケティングやお金のにおいを感じさせると賛否が分かれてしまいそうではあると思いますが、一方で企業アカウントなどが参画してくる決め手としては、そのメディアで活動していくことでどの程度影響力があるか、といった側面を無視することはできないかとも思います。
Xで何かあったときの避難所ではなく、影響力のあるアカウントの誘致と、そこでしか得られない情報や体験によってBlueskyユーザーの増加と継続したアクティブユーザーの確保がかなうのかなと思います。
例えば(私個人としてはあまり擦る気はないですが)「ぶるーすかいおみくじ」とコラボまたは独自コンテンツとしてして、おみくじの結果を店舗に持っていくと割引が受けられるとか、くじ結果自体をクーポンにしてそのクーポンコードでEC上で利用できるようにするとか、アイデアとしてはいろいろできそうではありますよね。
BlueskyのAPIを利用したサービスが日々登場していますが、まだまだ隙間があるメディアだと思います。
開発者の皆様はぜひ、Blueskyで何か作ってみてはいかがでしょうか。
